料理

“食べる喜び”をもう1度!伊勢志摩・海の幸

海の幸の宝庫・伊勢志摩は、食べて美味しいだけではなく、身体に美味しい食材が盛りだくさん!伊勢海老・鮑・ふぐ・カキなど、素材そのものの成分を検証し、料理長と調理方法や分量を打ち合わせることで、生活習慣病で食事療法をされている方にも、安心して“美味しい健康食”をお召し上がりいただけます。お1人お1人の病状をしっかりとお伺いいたしながら、症状に応じた献立をおつくりいたしますので、お気軽にご相談ください。

管理栄養士 江川美晴

アワビ
アワビは、豊富なコラーゲンが生で食べるとコリコリとし、加熱するとゼラチン状に溶けやわらかくなり、食感も楽しめる巻貝の一種です。アワビは、眼病や目の発育に効果があるタウリンが豊富なためこの地域では妊婦が食べると目の澄んだ子供が生まれるといわれます。また、精力増強効果のあるアルギニンや、美肌・老化予防に効果のあるコンドロイチンも含まれています。(ただし、タウリンは水溶性なので、蒸した後の汁は捨てずにあんかけなどにし、食べきりましょう。)
旬の時期 : 初夏から夏
伊勢海老・宝彩海老(車海老)
えびは、ぷりぷりとした歯ごたえと独特の爽快な甘みがあります。この甘み成分はアミノ酸のベタイン(グリシンベタイン)で、糖の吸収を防ぐ働きがあるので糖尿病予防に効果があります。脂質も少なく血中コレステロールの上昇を抑えるタウリンも豊富に含まれています。海老の赤い色素は、アスタキサンチンという赤色たんぱく質で強力な抗酸化力があり、老化予防に効果的です。また、殻にはキチン質という食物繊維が豊富に含まれており、免疫力や自然治癒力の効果があります。(ただし、殻ごと食べる時には、よく噛んで食べるようにしましょう)
旬の時期 : 10月から3月(伊勢海老)
4月から9月(宝彩海老)
かつお
かつおは、日本近海には春先の黒潮にのり北上し、秋に三陸沖でUターンする回遊魚といわれていますが、ここ志摩では温暖な気候のため一年中ぐるぐると回遊しているかつおをいつもおいしく食べる事ができます。かつおには、カルシウムの吸収を促進するビタミンDや神経バランスを保つビタミン12、血行を良くするナイアシン、また血液をきれいにするEPAは産直の新鮮な魚なので効果大です。(ただし、通風の原因のプリン体や服用薬との関連があるのでかかりつけ医の指導のもと、適切な量を食べましょう)
あのりふぐ
ふぐは、身がよくしまっており、しこしこした歯ごたえが最高です。ふぐのたんぱく質に多いタウリンには血液をさらさらにし、糖尿病予防にも効果があります。ふぐの皮には体のサビ・老化を防ぎ、水銀・カドミウムなどの重金属の毒性を抑制するセレンが含まれています。(ただし、ふぐには猛毒があるので、正しい処理をしたものを食べるようにしましょう)
旬の時期 : 11月から2月
カキ
カキは、鉄・銅・ 亜鉛・マグネシウムなどのミネラルを豊富に含みます。鉄は貧血に、銅は鉄の吸収や造血作用に、亜鉛は皮膚や骨の新陳代謝や味覚の向上に、マグネシウムは骨・歯の形成や精神不安の鎮静に効果があります。旨味成分のグリコーゲン・タウリンとビタミンB12には肝臓を強化する効果があります。(ただし、ミネラルは過剰摂取による症状や服用薬との関連もあるので、適切な量を食べましょう。また、カキの殻は素手で触ると傷をしやすいので軍手などを使用し処理をしましょう)
旬の時期 :
海草
海草は、食物繊維が豊富で、整腸作用があり、脂質を体内に吸収するのを抑制し、タウリンと一緒に摂ることで肝臓・心臓機能の強化、動脈硬化高血圧予防に効果があります。注目の成分はヨードでチロキシンというホルモンを作り、血行を促し、血圧を下げ、血管や細胞の老化を予防します。ビタミンやミネラルも豊富です。

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